銘建工業(株)訪問

ファブラボ広島安芸高田の建築に使用する集成材を探していたところ、日本でも指折りの集成材メーカーである銘建工業(株)が岡山県は真庭市にあることを知り、更に同社は、新書大賞2014を受賞した「里山資本主義」でもエネルギーの自給自足を確立させている企業として紹介されており、本ファブラボの目指す姿と酷似していることから、同書に登場している和田さんの協力を得て訪問・工場見学をさせて頂きました。

エネルギーの自給自足について少し説明すると、同社は、工場で使用する電気のほぼ100%をバイオマス発電によってまかなっており、電力会社からは一切電気を買っていません。これだけで年間1億円が浮くそうです。

更に、夜間は電気をそれほど使用しないので、余った電力を売電することで年間5000万円の収入になり、更に更に毎年4万トン出る木くずを発電に利用し、産業廃棄物処理料2億4000万円を帳消しにしているのだから、トータル4億円も得をしています。

そんなシステムを確立されている会社に興味津津で、集成材の調達と工場見学の2つの目的を持って訪問させて頂きました。

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集成材をつくるときに出る木くずを運んでくるコンベアと燃料となる木くず。

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そして燃焼室でぎらぎら燃えてエネルギーを生んでいる木くず。

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出力としては、数百kWはあるであろう三相交流同期発電機で発電し、温度管理もきっちりされていました。

そして、木くずは圧縮してペレットして販売するという理想的な循環システムが構築されていました。とても感動し呆然としていました。

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改めて、エネルギーの自給自足について考えさせられとても有意義な時間を頂けたことに大変感謝しております。

超ご多忙にも関わらず訪問を快諾頂けたことに心より感謝お礼申し上げます。

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